気紛れ

きっと私は
否定してほしかったんだ

それなのに
謝られて
否定してもらえなくて
自分が制御出来なくなった

私の意思は弱い

わかってた
気付いてた
でも
信じたくなくて
気付かないフリをしていた

それなのに
事実を突き付けられて
今まで信じてきたことが
嘘だったって明瞭になった

知りたくないことまで
知ってしまった

だから私は
いつも逃げていたんだ

こうなることが
怖かったから

こうなることが
目に見えていたから

現実にしたくなくて
いつもそこから逃げていたんだ

逃げなかった私
いや
逃げそびれた私と
逃げてばかりの私

どちらがいいのかなんて
今の私にはわからない

ただ、一つだけ言えることは

今の私なら
逃げていた方がいい

ということ

今は
今だけは
そこから
逃げなくてはいけない

他に
もっと大事なことがあるから

そのことに
立ち向かっていかなければいけないから

だから
今だけは
そこから逃げるんだ

written by iHatenaSync