「さあ その手を離して こっちにおいでよ」
銀の空中ブランコは 夜空に弧を描き揺れる
近づいては離れる あなたの手に
受け止めて欲しいのに
まだ一人揺れるのはなぜ?
私を強く引き寄せる力は今
暗い闇の底に待つ地面でしょうか
息をのんで 目を閉じて
飛び出してく
この体もこの胸も ただあなたに惹かれ
迷わずに行けると思うよ
両手を広げて